温泉水99でご飯を炊くとどう変わる?2種類の水で炊き上がりを比較
毎日食べるご飯。
お米の銘柄や炊飯器にはこだわっていても、**「炊飯に使う水」**まで比べたことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか。
お米は、洗米、浸水、炊飯という過程で水と深く関わります。
では、同じお米、同じ炊飯方法でも、使う水を変えると炊き上がりに違いは出るのでしょうか?
今回は、鹿児島県垂水市の天然温泉水**「温泉水99(ONSENSUI99)」**と別の市販水を使って、実際に炊飯比較を行いました。
炊飯直後と2時間後の重量、Brix、見た目、食感などを比べながら、**「水を変えるとご飯はどう変わるのか?」**を見ていきます。

炊飯に使う水で、ご飯に違いは出る?
ご飯の炊き上がりは、水だけで決まるものではありません。
お米の品種や状態、洗米方法、浸水時間、水加減、炊飯器、炊飯条件など、さまざまな要素が関係します。
その中のひとつが、炊飯に使う水です。
水には、硬度や含まれる成分などによって違いがあります。
そのため、水を変えることで炊き上がったご飯の食感や味わいなどに違いを感じる場合があります。
では、実際に水だけを変えて比べてみると、どのような違いが出るのでしょうか。

今回は2種類の水で炊飯を比較
今回の比較では、
温泉水99(ONSENSUI99)
と、
タイで一般的に販売されている市販水
の2種類を使用しました。
できるだけ条件を揃えて炊飯し、炊き上がったご飯を比較しました。
今回確認したのは、
・炊飯直後の重量
・2時間後の重量
・Brix
・ヨウ素反応
・見た目・ツヤ
・やわらかさなどの食感
です。
単に「おいしかった」という感想だけではなく、測定できる項目も加えて比較しました。
比較に使用した温泉水99とは?
温泉水99は、鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される天然温泉水です。
特徴のひとつが、
硬度1.7mg/Lの超軟水(Ultra Soft Water)
であること。
また、
自然由来のpH9.5〜9.9
という水質を持っています。
硬度1.7mg/Lという非常に低い硬度による、まろやかでやわらかな口あたりも特徴です。
ただし今回の比較は、
「超軟水だから必ずご飯がおいしくなる」
「pHが高いから炊飯に優れている」
ことを証明するための試験ではありません。
水を変えて実際に炊飯したときに、どのような違いが見られるのかを確認するために行いました。
温泉水99そのものについて詳しく知りたい方は、**「温泉水99(ONSENSUI99)とは?|鹿児島県垂水市が育んだ天然温泉水の魅力」**をご覧ください。
炊飯比較の条件
今回の比較では、同じ無洗米を使用しました。
室温は約24℃。
できるだけ同じ条件になるようにして、水を変えて炊飯しました。
ただし、今回の第1回比較には重要な条件があります。
炊飯器1台を使用し、2種類を順番に炊飯しています。
つまり、2台の炊飯器を使って完全に同時に炊いた比較ではありません。
また、第1回の比較では無洗米をそのまま使用しています。
そのため今回の結果は、研究機関などで行う厳密な科学試験ではなく、当社が実際の炊飯環境で行った比較結果としてご覧ください。
この点を明確にしたうえで、実際の結果を見てみましょう。

比較① 炊飯直後の重量
炊飯直後に同量を取り分けて比較したところ、重量は次の結果になりました。
温泉水99:180g
比較した市販水:170g
今回の条件では、温泉水99で炊飯したご飯の方が10g重い結果となりました。
これは今回の比較条件における測定結果であり、温泉水99を使用すれば常に同じ差が生じることを意味するものではありません。
しかし、同じお米を使った炊飯で重量に違いが見られたことは、今回の比較で確認できたポイントのひとつです。

比較② 2時間後の重量
次に、炊飯から2時間後にも重量を測定しました。
結果は、
温泉水99:176.9g
比較した市販水:169g
でした。
炊飯直後だけでなく、2時間後にも重量差が見られました。
炊飯直後から2時間後までの変化を見ると、
温泉水99は
180g → 176.9g
比較した市販水は
170g → 169g
という結果です。
ただし、この重量変化だけから水分保持などのメカニズムを断定することはできません。
今回は、実際に測定した結果として差が確認されたというところまでを結果としてご紹介します。
比較③ Brixを測定
今回はBrixも測定しました。
結果は、
温泉水99:5
比較した市販水:4
となりました。
Brixは一般的に液体中の可溶性固形分を示す指標として使われます。
今回の測定では数値に違いが見られましたが、Brixの数値だけで「ご飯の甘さ」や「おいしさ」そのものを判断できるわけではありません。
したがって、
「温泉水99で炊くと甘みが増える」
と結論づけるのではなく、今回の比較ではBrix測定値にも違いが見られた、という結果として捉えています。
比較④ ヨウ素反応にも違い
さらに、ヨウ素を使用した比較も行いました。
その結果、
温泉水99で炊飯したご飯:濃い紫色
比較した市販水で炊飯したご飯:薄い紫色
という色の違いが見られました。
ヨウ素はデンプンと反応して色が変化します。
ただし、この色の濃さだけから、
「どちらがおいしい」
「どちらの水が炊飯に優れている」
と判断することはできません。
今回の比較では、同じお米でも使用する水を変えたところ、ヨウ素反応の見え方にも違いが確認された、という結果です。

比較⑤ 見た目・ツヤ・食感は?
数値だけでなく、実際に炊き上がったご飯も確認しました。
今回の比較では、温泉水99で炊飯したご飯について、
やわらかさ
ツヤ
などで違いを感じました。
実際に食べ比べても、口に入れたときの食感や印象に違いがありました。
ただし、味や食感の感じ方には個人差があります。
また、今回の比較はブラインド試験や大人数による官能評価ではありません。
したがって、
「温泉水99で炊けば誰でも必ずおいしいと感じる」
という結果ではありません。
むしろ今回興味深かったのは、同じお米でも、水を変えることで測定値だけでなく、見た目や食感にも違いを感じたことです。

今回の比較結果まとめ
今回の条件で確認した結果をまとめると、次のようになりました。
| 比較項目 | 温泉水99 | 比較した市販水 |
|---|---|---|
| 炊飯直後の重量 | 180g | 170g |
| 2時間後の重量 | 176.9g | 169g |
| Brix | 5 | 4 |
| ヨウ素反応 | 濃い紫 | 薄い紫 |
| 見た目・食感 | ツヤ・やわらかさに違いを感じた | 比較基準 |
今回の比較では、複数の項目で違いが確認できました。
一方で、炊飯器1台による順次炊飯であることや、官能評価の方法など、比較条件には限界があります。
そのため、この結果を一般化して、
「温泉水99なら必ずこの結果になる」
とするものではありません。
今回の比較から言えるのは、
同じお米を使用しても、炊飯に使う水を変えることで、炊き上がりに違いが見られた
ということです。
ご飯と水の関係をもっと知る
今回の記事では、実際に温泉水99と別の水を使って炊飯した結果をご紹介しました。
一方、
なぜ炊飯に水が重要なのか?
軟水と硬水では何が違うのか?
炊飯用の水はどう選べばいいのか?
といった一般的な「炊飯と水」の話については、別の記事で詳しくご紹介しています。
詳しくは、**「ご飯は水でここまで変わる?美味しく炊くための“正しい水の選び方”」**をご覧ください。

タイでも「炊飯の水」を変えて比べてみる
タイでも、日本米を購入して自宅でご飯を炊くことができます。
お米や炊飯器を変えるのは少し大変ですが、水を変えて炊き比べることは比較的簡単に試すことができます。
同じお米。
同じ量。
同じ炊飯器。
そして、水だけを変える。
炊き上がったら、
見た目はどうか。
ツヤはどうか。
食感はどうか。
冷めた後はどうか。
などを比べてみてください。
どちらが好きかは、人によって違って構いません。
大切なのは、
「水も料理をつくる材料のひとつ」
として実際に比べてみることです。
日本の水と食文化の関係については、**「日本の水文化とは?軟水が育んだ和食・お茶・だしとの関係」**でもご紹介しています。

FAQ|炊飯と水について
Q. 炊飯に使う水でご飯は変わりますか?
ご飯の炊き上がりには、お米の品種、洗米方法、浸水時間、水加減、炊飯器など多くの条件が関係します。
水もその要素のひとつです。
今回の当社比較でも、使用する水を変えたところ、重量、Brix、ヨウ素反応、見た目や食感などに違いが見られました。
Q. 軟水なら必ずご飯がおいしくなりますか?
必ずしもそうとは言えません。
水の硬度は炊飯に関わる要素のひとつですが、お米や炊飯条件によっても仕上がりは変わります。
また、おいしさの感じ方には個人差があります。
Q. 温泉水99は炊飯にも使えますか?
はい。
温泉水99は飲料水としてだけでなく、炊飯や料理にも使用できます。
硬度1.7mg/Lの超軟水で、まろやかでやわらかな口あたりが特徴です。
Q. pH9.5〜9.9だからご飯がおいしくなるのですか?
今回の比較から、そのように結論づけることはできません。
pH9.5〜9.9は温泉水99が自然に持つ水質の特徴ですが、「pHが高いほど炊飯に適している」という意味ではありません。
Q. 自宅でも水の違いを比較できますか?
はい。
同じお米、同じ量、同じ炊飯器、同じ水加減など、できるだけ条件を揃え、水だけを変えて炊いてみると比較しやすくなります。
炊き上がりだけでなく、少し時間を置いた後の食感なども比べてみると面白いでしょう。

まとめ|水を変えて、実際に炊いてみる
今回、同じお米を使って2種類の水で炊飯を比較したところ、
炊飯直後の重量
2時間後の重量
Brix
ヨウ素反応
見た目・食感
などに違いが見られました。
もちろん、今回の比較だけで「この水なら必ずご飯がおいしくなる」と結論づけることはできません。
しかし、普段はあまり意識しない**「炊飯に使う水」**も、ご飯をつくる材料のひとつです。
温泉水99は、鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される、硬度1.7mg/Lの超軟水。
タイでいつもの日本米を炊くときにも、一度水を変えて比べてみてはいかがでしょうか。
同じお米でも、水を変えるとどう感じるのか。
ぜひ、ご自身の食卓で確かめてみてください。

