🧪 Annex Science Series Vol.2|超軟水とは?硬度1.7mg/Lから読み解く水の特徴
水を選ぶときに目にする「軟水」「硬水」という言葉。
その違いを知るための指標が、硬度です。
ONSENSUI99(温泉水99)の硬度は、
1.7mg/L
非常に低い硬度を持つ水です。
ONSENSUI99では、この特徴を**Ultra Soft Water(超軟水)**と表現しています。
では、そもそも硬度とは何なのでしょうか。
なぜ水によって硬度が違うのでしょうか。
そして、硬度1.7mg/Lという数字から、ONSENSUI99のどのような特徴を読み取ることができるのでしょうか。
Annex Science Series Vol.2では、ONSENSUI99の大きな特徴のひとつである「硬度」を科学的な視点から見ていきます。

そもそも「硬度」とは?
水の硬度とは、主に水に含まれる
カルシウム(Ca)
と
マグネシウム(Mg)
の量をもとに表される指標です。
一般的には、カルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウム(CaCO₃)に換算し、
mg/L
で表します。
つまり、
硬度が低い水=カルシウムやマグネシウムが比較的少ない水
硬度が高い水=カルシウムやマグネシウムが比較的多い水
と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、硬度は水に含まれるすべてのミネラル量を示す数字ではありません。
水質を理解するための指標のひとつです。
軟水と硬水はどう分ける?
硬度が低い水は「軟水」、高い水は「硬水」と呼ばれます。
ただし、ここで知っておきたいのが、
軟水と硬水の分類には複数の目安がある
ということです。
国や機関、資料によって分類方法が異なる場合があるため、「○mg/Lから絶対に硬水」という世界共通のひとつの区分だけが存在するわけではありません。
例えば、ひとつの目安として次のような分類があります。
| 硬度(mg/L as CaCO₃) | 分類の目安 |
|---|---|
| 60未満 | 軟水 |
| 60〜120 | 中程度 |
| 120〜180 | 硬水 |
| 180超 | 非常に硬い水 |
このような分類で見ると、ONSENSUI99の硬度1.7mg/Lは、軟水の中でも非常に低い数値であることが分かります。
「超軟水」とは?
「超軟水」という言葉を見かけることがあります。
ただし、
「超軟水」は世界共通の公的な硬度分類ではありません。
一般的な「軟水」の中でも、特に硬度が低い水を分かりやすく表現するために使われることがあります。
ONSENSUI99では、
硬度1.7mg/L
という非常に低い硬度を持つ特徴を、
Ultra Soft Water(超軟水)
と表現しています。
つまり、「超軟水」という名称そのものより、
硬度1.7mg/Lという実際の数値
を見ることが大切です。
ONSENSUI99の硬度は1.7mg/L
ONSENSUI99は、日本・鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される天然アルカリ温泉水です。
その水質上の大きな特徴のひとつが、
硬度1.7mg/L
という非常に低い硬度です。
ここで重要なのは、
「軟水だから良い」「硬水だから悪い」
ということではありません。
硬水には硬水ならではのミネラル感や味わいがあります。
一方、ONSENSUI99はカルシウムやマグネシウムに由来する硬度が非常に低い。
この数字が、ONSENSUI99という水の個性を理解するひとつの手がかりになります。
硬度は水の味や口当たりに関係する
水は無味無臭のように思えるかもしれません。
しかし、実際にいくつかの水を飲み比べてみると、
「やわらかい」
「重く感じる」
「ミネラル感がある」
「まろやか」
など、違いを感じることがあります。
水の味や口当たりには、
- カルシウム
- マグネシウム
- その他の溶存成分
- ミネラルバランス
- 水温
など、さまざまな要素が関係します。
その中のひとつが「硬度」です。
ONSENSUI99は硬度1.7mg/Lと非常に低いため、カルシウムやマグネシウム由来のミネラル感を強く感じにくいことが、やわらかくまろやかな口当たりという特徴の一因と考えることができます。
ただし、
「硬度1.7だから味がすべて決まる」
というわけではありません。
水の味は、硬度だけでなく水質全体によって形づくられます。
硬度とpHはまったく別の指標
ONSENSUI99には、もうひとつ特徴的な数字があります。
それが、
pH9.5〜9.9
です。
ここで混同しやすいのが、
硬度とpH
です。
この2つは別の指標です。
硬度
主にカルシウムやマグネシウムの量に関係する指標。
ONSENSUI99は、
硬度1.7mg/L
です。
pH
水が酸性・中性・アルカリ性のどこに位置するかを示す指標。
ONSENSUI99は、
pH9.5〜9.9の自然由来のアルカリ性
を示します。
つまり、
アルカリ性が高い=硬水
ではありません。
ONSENSUI99は、
自然由来のアルカリ性
でありながら、
硬度は非常に低い
という2つの水質上の特徴を持っています。
なぜ天然水の硬度は水源によって違う?
天然水の硬度は、すべて同じではありません。
雨や雪として地表に降った水が地中へ浸透し、地下水となる過程では、周囲の土壌や岩石などと接触します。
その過程で水に溶け込む成分は、
- 地質
- 岩石の種類
- 地下での経路
- 滞留時間
- 周辺環境
など、さまざまな条件によって変わります。
例えば、カルシウムやマグネシウムを含む地質を通る水では、それらの成分が水に溶け込むことがあります。
そのため、
天然水の硬度は「どの国の水か」だけで決まるものではありません。
同じ国の中でも、水源が違えば硬度やミネラル組成が異なることがあります。
天然水を比較するときは、
国ではなく水源を見る
という考え方も大切です。
鹿児島・垂水の自然環境とONSENSUI99
ONSENSUI99の採水地は、鹿児島県垂水市。
鹿児島には、過去の大規模な火山活動に由来する火山噴出物などが広く分布しています。
ONSENSUI99は、こうした鹿児島の自然環境の中で地下深くを流れてきた天然水を、地下約750mから採水しています。
そして、実際に採水されるONSENSUI99には、
硬度1.7mg/L
という非常に低い硬度が確認されています。
ここで大切なのは、
「シラス層がカルシウムやマグネシウムを取り除いたから、硬度1.7になった」
と単純に説明しないことです。
地下水の水質は、地質だけでなく、水の経路、地下での滞留、岩石との相互作用など、複数の要因によって形成されます。
したがって、
鹿児島・垂水の自然環境の中で育まれた地下水が、結果として硬度1.7mg/Lという水質を持っている
と理解するのが適切です。

「自然ろ過」と硬度は同じ意味ではない
天然水の説明では、「自然ろ過」という言葉もよく使われます。
水が地中へ浸透し、さまざまな地層を通って地下水となっていくことを、一般向けに「自然ろ過」と表現することがあります。
ただし、
自然ろ過=必ず硬度が低くなる
という意味ではありません。
水がどのような地質を通るかによっては、逆にカルシウムやマグネシウムなどの成分が水に溶け込む場合もあります。
だからこそ、天然水は水源によって個性が異なります。
ONSENSUI99について確実にいえるのは、
鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される天然水であり、その水の硬度が1.7mg/Lである
ということです。
硬度が低ければ低いほど「良い水」?
いいえ。
硬度の低さは、水の優劣を決めるランキングではありません。
硬水にはカルシウムやマグネシウムに由来するミネラル感があり、その味わいを好む人もいます。
軟水のやわらかな口当たりを好む人もいます。
大切なのは、
自分がどのような水を求めているか
です。
硬度は、その水の特徴を理解し、自分の好みに合った水を選ぶための指標のひとつと考えるとよいでしょう。

超軟水とお茶・抹茶
水は、飲むだけでなく料理や飲み物にも使われます。
特にお茶や抹茶では、水質によって味わいの印象が変わることがあります。
硬度の低い水は、カルシウムやマグネシウムに由来するミネラル感が加わりにくいため、茶葉そのものの味や香りを楽しみたいときの選択肢のひとつになります。
ONSENSUI99は硬度1.7mg/L。
非常に硬度が低い水なので、そのまま飲むだけでなく、お茶や抹茶などに使って味わいの違いを比べてみるのも、水質を体感する方法のひとつです。
コーヒーは「軟水ほど良い」とは限らない
一方、コーヒーについては少し考え方が異なります。
コーヒーの抽出には、水に含まれるミネラルやアルカリ度など、複数の水質要素が関係します。
そのため、
「硬度が低ければ低いほど、おいしいコーヒーになる」
と単純に考えることはできません。
豆の種類、焙煎度、抽出方法、好みの味によっても変わります。
ONSENSUI99で淹れたコーヒーと、普段使っている水で淹れたコーヒーを比較して、自分がどちらを好むか試してみるのもよいでしょう。
水はコーヒーの味を構成する要素のひとつ。
だからこそ、「軟水が正解」と決めるのではなく、水を変えると味がどう変わるかを楽しむという考え方がおすすめです。
炊飯・出汁・料理と水
料理でも、水質によって仕上がりの印象が変わることがあります。
特に日本の食文化では、
- 炊飯
- 出汁
- 煮物
- 汁物
- お茶
など、多くの場面で水を使います。
日本では軟水が広く利用されてきたことから、和食と軟水の組み合わせについて語られることもあります。
ただし、
「硬度1.7mg/Lなら必ず料理がおいしくなる」
という意味ではありません。
食材、調理方法、加熱時間、味付けなどによっても仕上がりは変わります。
水も料理を構成する材料のひとつとして、違いを楽しんでみてください。
硬度1.7mg/Lから分かること、分からないこと
Science Seriesとして、ここを整理しておきましょう。
硬度1.7mg/Lから分かること
ONSENSUI99は、カルシウムやマグネシウムに由来する硬度が非常に低い水です。
硬度は水の味や口当たりに関係する要素のひとつなので、ONSENSUI99のやわらかくまろやかな口当たりを考えるうえで重要な水質データです。
硬度1.7mg/Lだけでは分からないこと
硬度だけで、
- 水のおいしさ
- すべての味の特徴
- 健康への適性
- 料理との相性
が決まるわけではありません。
水を科学的に理解するには、ひとつの数字だけではなく、複数の水質データを見る必要があります。
FAQ|超軟水と硬度について
Q1.硬度とは何ですか?
主に水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を、炭酸カルシウムに換算して表した指標です。一般的にmg/Lで表示されます。
Q2.ONSENSUI99の硬度はいくつですか?
ONSENSUI99の硬度は1.7mg/Lです。非常に低い硬度で、ONSENSUI99では「Ultra Soft Water(超軟水)」と表現しています。
Q3.「超軟水」は正式な分類ですか?
「超軟水」は世界共通の公的な統一分類ではありません。一般的な軟水の中でも、特に硬度の低い水を分かりやすく表現するために使われることがあります。
Q4.硬度が低いほど良い水ですか?
いいえ。硬度は水の優劣を示すものではありません。軟水と硬水にはそれぞれ異なる味や特徴があります。
Q5.pHが高いと硬度も高くなりますか?
必ずしもそうではありません。pHと硬度は別の水質指標です。ONSENSUI99はpH9.5〜9.9の自然由来のアルカリ性を示す一方、硬度は1.7mg/Lと非常に低い水です。
Q6.シラス台地を通ると必ず軟水になりますか?
そのように単純化することはできません。天然水の水質は、地質、水の経路、地下での滞留、岩石との相互作用など複数の条件によって形成されます。
Q7.超軟水は体に吸収されやすいですか?
硬度が非常に低いことだけを理由に、「体への吸収が速い」と考える必要はありません。硬度1.7mg/LはONSENSUI99の水質や味・口当たりを理解するための特徴として考えるのが適切です。
Q8.超軟水は赤ちゃんや高齢者向けですか?
硬度が低いことだけを理由に、特定の年齢層に適していると一律に判断するものではありません。乳幼児や健康上の配慮が必要な方の飲用について不安がある場合は、医療専門家などに相談してください。
Q9.ONSENSUI99はコーヒーに向いていますか?
水質によってコーヒーの抽出や味わいは変わりますが、硬度が低ければ低いほどコーヒーに適しているという単純な関係ではありません。豆や抽出方法、好みに合わせて水を変えて比較してみるのも楽しみ方のひとつです。
まとめ|硬度1.7mg/Lという数字から見るONSENSUI99
水の硬度とは、主にカルシウムとマグネシウムに関係する水質指標です。
ONSENSUI99の硬度は、
1.7mg/L。
非常に低い硬度を持つことから、ONSENSUI99では
Ultra Soft Water(超軟水)
と表現しています。
そして、もうひとつの特徴が、
pH9.5〜9.9の自然由来のアルカリ性。
硬度とpHは別の指標です。
ONSENSUI99は、
pH9.5〜9.9 × 硬度1.7mg/L
という2つの水質上の特徴を持つ天然アルカリ温泉水です。
ただし、科学的に水を見るときに大切なのは、
ひとつの数字だけですべてを説明しないこと。
硬度1.7mg/Lという客観的なデータ。
鹿児島県垂水市という水源。
地下約750mから採水される天然水。
そして、実際に飲んだときに感じる味や口当たり。
それぞれを分けて理解することで、ONSENSUI99という水の個性がより見えてきます。
「やわらかい」「まろやか」という感覚的な特徴を、硬度1.7mg/Lという客観的な水質データとともに見てみる。
それが、Science Series Vol.2でお伝えしたい「水を科学的に見る」という考え方です。
「ONSENSUI99 Annex Science Series」では、水の特徴や品質について、確認できる水質データと科学的な知見をもとに分かりやすく紹介しています。

