天然アルカリ水と電解水の違いとは?生成方法・pH・アルカリイオン水との違いを解説

「天然アルカリ水」と「電解水」は何が違うのでしょうか?
どちらも「アルカリ性」という言葉と一緒に使われることがありますが、実は同じ意味ではありません。
違いを理解するポイントは、
「アルカリ性かどうか」と「どのように作られた水なのか」を分けて考えること。
天然の地質環境によってアルカリ性を示す水もあれば、水を電気分解することで生成されるアルカリ性の水もあります。
この記事では、
- アルカリ性水とは何か
- 天然アルカリ水とは何か
- 電解水とは何か
- アルカリイオン水とは何か
- 天然アルカリ水と電解水の違い
- pHが高いほど良い水なのか
- ONSENSUI99はどのタイプの水なのか
- 「天然アルカリイオン水」という商品表示について
をわかりやすく解説します。
まず知っておきたい|「アルカリ性」と「生成方法」は別の話
最初に整理しておきたいのが、
アルカリ性=水の性質
電気分解=水を処理・生成する方法
という違いです。
そのため、「アルカリ性水」と「電解水」をそのまま対義語のように比較するのは正確ではありません。
自然の状態でアルカリ性を示す水もあれば、電気分解によってアルカリ性の水を生成することもできます。
まず、この違いを理解しておくと、水に関するさまざまな名称がわかりやすくなります。
アルカリ性水とは?
水が酸性・中性・アルカリ性のどこに位置するかを示す指標が「pH」です。
基本的には、
pH7未満:酸性
pH7:中性
pH7より大きい:アルカリ性
となります。
つまり、「アルカリ性水」は、アルカリ側のpHを示す水について使われる広い表現です。
ここで重要なのは、
「アルカリ性水」という言葉だけでは、その水がどのようにアルカリ性になったのかまでは分からない
ということです。
自然環境の中でアルカリ性になった水もあれば、電気分解などの処理によってアルカリ性になった水もあります。
天然アルカリ水とは?
一般に「天然アルカリ水」と呼ばれる水は、地下水などが岩石や地層を通る過程で、その土地の地質や含有成分などの影響を受け、自然の状態でアルカリ性を示す水です。
人工的にpHを高くすることを目的として電気分解した水とは、アルカリ性になるまでの成り立ちが異なります。
天然水は採水地によって、
- pH
- 硬度
- カルシウムやマグネシウムなどの成分
- 味わい
- 口当たり
などが異なります。
つまり、
「天然アルカリ水」というだけですべて同じ水質になるわけではありません。
どこで採水された水なのか、どのような水質なのかを見ることも大切です。
電解水とは?
電解水とは、水に電気を流して電気分解することで生成される水の総称として使われます。
電気分解によって、水の性質が異なる側に分かれます。
ただし、「電解水」という言葉は非常に広く、すべての電解水が飲用目的というわけではありません。
飲用を目的とするものもあれば、製品や生成方法によっては洗浄など別の用途を目的とするものもあります。
そのため、
「電解水だから飲める」
「電解水だから飲めない」
と一括りにするのではなく、製品の用途や表示を確認することが重要です。
アルカリイオン水とは?
日本で「アルカリイオン水」という言葉を聞いたとき、多くの方がイメージするのが、家庭用のアルカリイオン整水器などで生成される水ではないでしょうか。
一般的なアルカリイオン水は、飲用に適した水を電気分解することによって生成されるアルカリ性の水です。
つまり、
電気分解によって生成されたアルカリ性の飲用水
というのが、一般的なアルカリイオン水を理解するポイントです。
一方で、自然の地質環境によって最初からアルカリ性を示す天然水もあります。
同じように「アルカリ」という言葉が使われていても、
どのようにアルカリ性になったのか
が異なります。
天然アルカリ水・電解水・アルカリイオン水の違い
ここまでの違いを整理してみましょう。
| 項目 | 天然アルカリ水 | 電解水 | 一般的なアルカリイオン水 |
|---|---|---|---|
| 基本的な考え方 | 自然にアルカリ性を示す天然水 | 電気分解によって生成された水の総称 | 電気分解によって生成されたアルカリ性の飲用水 |
| アルカリ性になる仕組み | 地質・水源など自然環境による | 電気分解 | 電気分解 |
| 水源 | 地下水など | 原水によって異なる | 原水によって異なる |
| pH | 水源・水質によって異なる | 生成条件などによって異なる | 機器や設定、原水などによって異なる |
| 硬度 | 採水地によって異なる | 原水や処理によって異なる | 原水などによって異なる |
| 用途 | 商品による | 飲用・洗浄など種類による | 主に飲用 |
| 特徴を見るポイント | 採水地・pH・硬度・成分 | 用途・生成方法・製品表示 | 原水・生成方法・製品表示 |
ここで大切なのは、
天然だから優れている、電解だから劣っているという比較ではない
ということです。
それぞれ成り立ちや用途が異なります。
「天然」と「電解」は、どちらがいい?
天然アルカリ水と電解水を比較すると、
「結局どちらがいいの?」
と思うかもしれません。
しかし、生成方法だけで水の優劣を決めることはできません。
水を選ぶときには、
- 飲用を目的とした製品か
- どのように作られているか
- 水源はどこか
- pHはいくつか
- 硬度はいくつか
- どのような成分を含むか
- どのような味・口当たりか
- 自分の用途に合っているか
などを確認することが大切です。
天然水には天然水ならではの水源や地質の個性があります。
一方、電解水には目的に合わせて生成されるという特徴があります。
「天然か人工か」という二択ではなく、その水そのものを理解して選ぶ
という考え方が大切です。
pHとは?数値が高いほど良い水?
アルカリ性の水について調べていると、
「pH9」
「pH9.5」
「pH9.9」
などの数値を見かけることがあります。
pHとは、水溶液が酸性・中性・アルカリ性のどこに位置するかを示す指標です。
しかし、
pHが高ければ高いほど「良い水」になるわけではありません。
pHは、その水の性質を知るための指標のひとつです。
水を選ぶときにはpHだけではなく、
水源・硬度・ミネラル組成・生成方法・味わい
なども合わせて見ることが大切です。
また、「pH」と「アルカリ度」は同じ意味ではありません。
この違いについて詳しく知りたい方はこちら。
▶ pHとアルカリ度の違いとは?アルカリ性水の基礎と水質の正しい理解
硬度とpHも別の指標
もうひとつ混同されやすいのが「硬度」と「pH」です。
pH
→ 酸性・中性・アルカリ性を示す指標
硬度
→ 主にカルシウムやマグネシウムの量をもとにした指標
です。
そのため、
アルカリ性だから硬水
あるいは、
軟水だから中性
という関係ではありません。
アルカリ性でありながら硬度の低い水もあります。
反対に、硬度が高いからといって必ず高pHになるわけでもありません。
水質を理解するときは、pHと硬度を別々の指標として見ることが大切です。
▶ 軟水と硬水の違いとは?どっちを選ぶべきかをわかりやすく解説
ONSENSUI99はどのタイプの水?
ONSENSUI99(温泉水99)は、日本・鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される天然アルカリ温泉水です。
大きな特徴は、
pH9.5〜9.9の自然由来のアルカリ性
そして、
硬度1.7mg/Lの超軟水(Ultra Soft Water)
であることです。
ONSENSUI99は、整水器などで電気分解してアルカリ性に調整した水ではありません。
鹿児島県垂水市の地下深くで、自然の地質環境の影響を受けながら育まれた天然水です。
つまり、一般的な電解式のアルカリイオン水とは、
「アルカリ性になるまでの成り立ち」が異なります。
また、硬度1.7mg/Lという非常に低い硬度による、やわらかくまろやかな口当たりもONSENSUI99の特徴です。
ONSENSUI99そのものについて詳しく知りたい方はこちら。
▶ 温泉水99(ONSENSUI99)とは?鹿児島県垂水市が育んだ天然温泉水の魅力
「天然アルカリイオン水」というONSENSUI99の商品表示について
ONSENSUI99の商品ラベルでは、
「天然アルカリイオン水」
という表現を使用しています。
ここで、
「アルカリイオン水なら電気分解しているのでは?」
と疑問に思う方もいるかもしれません。
ONSENSUI99の商品表示に使われている「天然アルカリイオン水」は、ONSENSUI99が自然環境の中で育まれ、天然の状態でアルカリ性を示す水であることを表現したものです。
ONSENSUI99は、一般的なアルカリイオン整水器のように、電気分解によってアルカリ性を生成した水ではありません。
したがって、このサイトでは混同を避けるため、
一般的なアルカリイオン水
= 電気分解によって生成されるアルカリ性の飲用水
ONSENSUI99
= 自然環境によってアルカリ性を示す天然アルカリ温泉水
として、その生成方法の違いを説明しています。
名称だけではなく、
「どのようにその水ができたのか」
を見ることが大切です。
ONSENSUI99のpH9.5〜9.9は「優劣」ではなく水質の特徴
ONSENSUI99のpHは9.5〜9.9です。
ただし、
「pH9.9だから他の水より優れている」
という意味ではありません。
pH9.5〜9.9は、鹿児島県垂水市の自然環境から生まれたONSENSUI99の水質上の特徴のひとつです。
同じように、
硬度1.7mg/L
という数値も、ONSENSUI99の特徴を理解するための指標です。
高pHだけを強調するのではなく、
採水地 × 自然由来のアルカリ性 × 硬度1.7mg/Lの超軟水
という組み合わせで、その水の個性を見ることが大切です。
ONSENSUI99と一般的なアルカリイオン水の違いをさらに詳しく知りたい方はこちら。
▶ アルカリイオン水と天然のアルカリ性天然水の違いとは?生成方法や特長をわかりやすく解説
水を選ぶときに確認したい5つのポイント
アルカリ性という言葉だけで水を選ぶのではなく、次のような情報も確認してみましょう。
1.生成方法
天然水なのか、電気分解された水なのか、その他の方法で処理された水なのか。
まず、水がどのように作られているのかを確認します。
2.用途
飲用を目的とした製品なのか、洗浄など別の用途を目的としているのか。
特に電解水では用途の確認が重要です。
3.pH
酸性・中性・アルカリ性のどこに位置する水なのかを見る指標です。
数値の高さだけで優劣を判断しないことも大切です。
4.硬度・ミネラル組成
硬度や含まれる成分によって、水の味や口当たりは異なります。
5.水源・採水地
天然水なら、どこで採水された水なのかも、その水を理解する大切な情報です。
FAQ|天然アルカリ水と電解水について
Q1.天然アルカリ水とは何ですか?
一般に、自然の地質環境などの影響によって、天然の状態でアルカリ性を示す水を指して使われる表現です。水源によってpH、硬度、ミネラル組成などは異なります。
Q2.電解水とは何ですか?
水に電気を流して電気分解することで生成される水の総称として使われます。飲用を目的とするものだけでなく、製品によってさまざまな用途があります。
Q3.アルカリイオン水と電解水は同じですか?
「電解水」は電気分解によって生成される水を広く表す言葉です。その中で、一般的なアルカリイオン水は、電気分解によって生成されたアルカリ性の飲用水を指して使われます。
Q4.天然アルカリ水とアルカリイオン水は同じですか?
どちらもアルカリ性を示す場合がありますが、一般的には生成方法が異なります。天然アルカリ水は自然環境によってアルカリ性を示す水、一般的なアルカリイオン水は電気分解によって生成されるアルカリ性の飲用水です。
Q5.天然アルカリ水の方が電解水より優れていますか?
生成方法だけで優劣を決めることはできません。水を選ぶ際には、用途、水源、pH、硬度、成分、味わいなどを確認することが大切です。
Q6.pHが高い水ほど良い水ですか?
いいえ。pHは水の性質を示す指標のひとつで、数値が高いほど優れているという意味ではありません。
Q7.ONSENSUI99は電解水ですか?
ONSENSUI99は、電気分解によってアルカリ性に調整した水ではありません。鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される、自然由来でpH9.5〜9.9のアルカリ性を示す天然アルカリ温泉水です。
Q8.ONSENSUI99の商品ラベルに「天然アルカリイオン水」と書かれているのはなぜですか?
ONSENSUI99の商品表示では「天然アルカリイオン水」という表現を使用していますが、一般的な電解式アルカリイオン水とは生成方法が異なります。ONSENSUI99は電気分解によってアルカリ性にした水ではなく、自然環境の中で育まれた天然アルカリ温泉水です。
まとめ|「アルカリ性」と「生成方法」を分けて考えよう
天然アルカリ水と電解水の違いを理解するポイントは、
水の性質と生成方法を分けて考えること
です。
アルカリ性とは、水のpHに関する性質。
電解とは、水を処理・生成する方法。
天然アルカリ水は、自然の地質環境などの影響によってアルカリ性を示します。
一方、電解水は水を電気分解することによって生成されます。
そして一般的なアルカリイオン水は、電気分解によって生成されるアルカリ性の飲用水です。
どちらが優れているということではありません。
水を選ぶときは、
生成方法、用途、水源、pH、硬度、ミネラル組成、味わい
などを総合的に見ることが大切です。
ONSENSUI99は、日本・鹿児島県垂水市の地下約750mから採水される天然アルカリ温泉水。
pH9.5〜9.9の自然由来のアルカリ性と、硬度1.7mg/Lの超軟水。
電気分解によって作られたアルカリ性ではなく、鹿児島の自然環境の中で育まれた水であることが、ONSENSUI99の特徴です。
※本記事では、水の種類や生成方法について一般的な情報を紹介しています。個々の製品については、商品表示やメーカーの使用方法・用途をご確認ください。

