水を飲むと肌は変わる?美容と水分補給の関係を正しく知ろう
「水をたくさん飲むと肌がきれいになる」
「美容のためには、毎日2リットルの水を飲んだ方がいい」
このような話を聞いて、飲み水や飲む量を意識している方もいるのではないでしょうか。
水分補給は体に必要な習慣ですが、飲む量を増やしたり、特定の水に変えたりすれば、必ず肌がきれいになるというものではありません。
この記事では、美容と水分補給の関係を整理し、毎日の飲み方や水の選び方をご紹介します。

水を飲むと肌は変わる?
水分は体に欠かせないものです。ただし、「必要な水分を補うこと」と「十分に飲んでいる人が、美容のためにさらに水を増やすこと」は分けて考える必要があります。
飲水量と肌に関する研究をまとめたレビューでは、水分摂取を増やすことで肌の水分量が増える可能性が示されています。一方で、研究の数や質には限界があり、誰にでも同じ変化が起こると結論づけられる段階ではありません。参考:飲水量と肌の水分量に関するシステマティックレビュー
水を飲むことを、シミ・しわ・ニキビなどの改善方法として期待するのではなく、日々の体調管理に必要な習慣として取り入れましょう。

肌の乾燥には、保湿や洗い方にも目を向ける
肌が乾燥していると、「水を飲む量が足りないのかもしれない」と考えることがあります。しかし、肌の乾燥を飲水量だけで判断することはできません。
乾燥が気になるときは、保湿剤の使用、洗浄料の選び方、熱いお湯や長時間の入浴を避けることなど、肌に直接関わるケアも大切です。米国皮膚科学会も、やさしく洗うことや、洗顔・入浴後の保湿を案内しています。参考:米国皮膚科学会「乾燥肌のケア」
水分補給を続けながら、肌に合ったスキンケアや紫外線対策も取り入れましょう。乾燥やかゆみ、赤みが続く場合は、皮膚科に相談してください。
美容のために、毎日2リットル飲む必要はある?
すべての人が、飲み水だけで毎日2リットルを取る必要があるわけではありません。
必要な量は、活動量、暑さ、体調などによって変わります。また、水分は水だけでなく、お茶などの飲み物や食事からも取っています。
英国NHSも、飲む量の目安は一律ではなく、暑い環境や長時間の活動などでは必要量が増えると説明しています。参考:英国NHS「水分補給と飲み物」
「美容のために必ず何リットル」と決めるより、その日の過ごし方に合わせることが大切です。病気の治療などで水分量の指示を受けている方は、その指示を優先してください。
詳しい考え方はこちらをご覧ください。
水は1日どれくらい飲めばいい?タイ生活で知っておきたい水分補給の目安

毎日の飲み水を選ぶ3つのポイント
1.採水地や品質に関する情報を確認する
水を選ぶときは、パッケージや公式情報で、次のような点を確認してみましょう。
- 水の種類や採水地
- 製造者・輸入者の表示
- 品質管理に関する説明
- 賞味期限や保存方法
購入後も、表示された保存方法に従って取り扱うことが大切です。
天然水であることや、pHが高いことだけで、品質や美容への効果を判断するものではありません。
2.硬度は、味や口当たりを知る手がかりにする
硬度は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量から求められる指標です。硬度の違いは、水の味や口当たりに関係します。
軟水のやわらかな口当たりを好む方もいれば、硬水のミネラル感を好む方もいます。
硬度の数値だけを美容効果の目安にせず、普段の飲み物として好みに合うかを確かめてみましょう。
軟水と硬水の違いとは?硬度・味・料理への違いと超軟水「温泉水99」を解説
3.生活に取り入れやすいものを選ぶ
自宅で飲むのか、仕事中にデスクに置くのか、外出時に持ち歩くのか。飲む場面によって、使いやすい容器やサイズは変わります。
価格や購入方法も含め、無理なく続けられることを基準に選びましょう。

常温水と冷たい水、どちらを選ぶ?
美容のために、必ず常温水を選ぶ必要はありません。
暑い屋外では冷たい水が飲みたくなることもあれば、冷房の効いた室内では常温の水が好みに合うこともあります。
水温だけに特別な美容効果を期待せず、体調や好みに合わせて飲みやすい温度を選びましょう。

飲む水と、洗顔・シャワーの水は分けて考えよう
「水と肌」という話では、飲料水と、肌に直接触れる水が混同されることがあります。
飲む水を軟水に変えることと、洗顔やシャワーで使う水を変えることは、別の話です。飲料水を変えても、自宅の給水設備や洗顔方法が変わるわけではありません。
洗顔後のつっぱりや刺激が気になる場合は、水質だけでなく、洗浄料、水温、洗い方、保湿方法も振り返ってみましょう。
硬水と軟水は肌に違いがある?タイ生活で知っておきたい水質と肌の関係

毎日の水分補給を続けるための工夫
水分補給を習慣にしたいときは、普段の行動と組み合わせると取り入れやすくなります。
- 朝食のときに飲み物を用意する
- 仕事中は手に取りやすい場所に水を置く
- 外出時は飲み水を持ち歩く
- 運動や入浴の前後に、水分補給を思い出す
タイでの外出や冷房の効いた室内での過ごし方など、具体的な工夫はこちらの記事にまとめています。
タイで美容を意識する人の水分補給|暑さ・冷房環境と毎日の水習慣
温泉水99という、毎日の飲み水の選択肢
温泉水99(ONSENSUI99)は、鹿児島県垂水市の地下約750メートルから採水される天然アルカリ温泉水です。
硬度1.7mg/Lの超軟水で、自然由来のpH9.5~9.9と、やわらかくまろやかな口当たりが特徴です。常温で楽しみたい方にも、毎日の飲み水としてお選びいただけます。
これらの水質は、特定の美容効果を示すものではありません。温泉水99は、味わいや飲みやすさを大切にして水を選びたい方への選択肢です。
まとめ|肌を意識する日々にも、適切な水分補給を
水分補給は体に必要ですが、多く飲むほど肌がきれいになるとは限りません。肌の乾燥などが気になるときは、保湿や洗い方にも目を向けましょう。
毎日の飲み水は、品質、味、温度、生活への取り入れやすさを確認して選ぶことが大切です。
自分に合ったスキンケアとともに、無理なく続けられる水分補給を日々の習慣にしてみてください。

