赤ちゃんにミネラルウォーターは使える?軟水・硬水と安全な水の選び方
赤ちゃんのために毎日使う「水」。
特にタイで生活していると、「水道水ではなくミネラルウォーターを使いたい」「赤ちゃんにはどんな水を選べばいい?」「軟水と硬水では何が違う?」と迷うこともあるのではないでしょうか。
市販のミネラルウォーターを赤ちゃんのミルクづくりなどに使用する場合は、ブランド名や価格だけではなく、水の安全性や硬度、ミネラル成分を確認することが大切です。
この記事では、赤ちゃんに使う水を選ぶときに知っておきたい「軟水・硬水の違い」や、粉ミルクを調乳するときの注意点についてわかりやすく解説します。

赤ちゃんにミネラルウォーターは使える?
ミネラルウォーターだから一律に「使える」「使えない」というわけではありません。
市販のミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウムなどの含有量が少ない軟水から、ミネラルを多く含む硬水までさまざまな種類があります。
そのため、赤ちゃんに使用する水を選ぶ場合には、まずパッケージに記載されている硬度や成分を確認することが重要です。
日本乳業協会では、育児用粉ミルクを溶かすために市販のミネラルウォーターを使用する場合、軟水を選ぶよう案内しています。
特に海外では、日本より硬度の高いミネラルウォーターも多いため、タイで水を購入するときにも硬度を確認しておくことが大切です。

「軟水」と「硬水」は何が違う?
水の硬度は、主に水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量をもとに表されます。
一般的に、カルシウムやマグネシウムが少ない水を「軟水」、多い水を「硬水」と呼びます。
日本の水は比較的軟水が多い一方、海外では地域や商品によって硬度が大きく異なります。
タイのスーパーやコンビニでもさまざまなミネラルウォーターが販売されていますが、商品によって水の成分は異なるため、「ミネラルウォーターだから同じ」と考えず、ラベルを確認する習慣をつけることが大切です。
軟水と硬水についてさらに詳しく知りたい方は、軟水と硬水の違いとは?日本人に合う飲みやすい水の選び方もあわせてご覧ください。

赤ちゃんの水選びで確認したい3つのポイント
1.硬度を確認する
まず確認したいのが「硬度」です。
特に海外のミネラルウォーターには硬度の高い商品もあります。
赤ちゃんのミルクづくりなどに市販のミネラルウォーターを使用する場合には、硬度の低い軟水を選ぶことがひとつの目安になります。
2.成分表示を確認する
同じ軟水でも、含まれているミネラル成分は商品によって異なります。
カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなど、ラベルに記載されている成分を確認してみましょう。
特にタイをはじめ海外で水を購入する場合には、日本で普段飲んでいる水と同じ感覚で選ばず、成分表示を見ることをおすすめします。
3.安全性が確認された飲料水を選ぶ
赤ちゃんに使う水では、硬度だけでなく、飲料水として適切に製造・管理されていることも重要です。
信頼できるメーカーの商品を選び、開封後は適切に保管しましょう。

赤ちゃんのミルクを作る場合は「水の種類」だけでは不十分
ここは特に大切なポイントです。
粉ミルクを作るときは、軟水を選べばそれだけで安全というわけではありません。
粉ミルクそのものは無菌ではないため、調乳方法にも注意する必要があります。
厚生労働省の「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、粉ミルクを調乳するときには70℃以上のお湯を使用することが示されています。
また、粉ミルクと水の量についても、自己判断で濃くしたり薄くしたりせず、使用する粉ミルクメーカーの表示に従ってください。
調乳後は赤ちゃんが飲める温度まで適切に冷まし、衛生管理にも十分注意しましょう。
粉ミルクに使う水について詳しく知りたい方は、赤ちゃんのミルクに使う水は何が良い?軟水・硬水の違いと選び方もあわせてご覧ください。
「軟水ならそのまま粉ミルクを溶かしていい」は間違い
ミネラルウォーターについて検索すると、「軟水なら赤ちゃんのミルクに使える」という説明を目にすることがあります。
ここで注意したいのは、「軟水であること」と「常温の水でそのまま粉ミルクを溶かしてよいこと」は別の話だという点です。
水の硬度は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの量に関係する指標です。
一方、調乳時の温度は、粉ミルクに存在する可能性のある微生物への対策という別の目的があります。
そのため、**「軟水だから常温のまま粉ミルクを溶かして大丈夫」**とは考えないようにしましょう。
厚生労働省のガイドラインでは、乳児用調製粉乳を調乳する際は70℃以上のお湯を使用することが示されています。

タイで赤ちゃんのための水を選ぶときは?
タイで暮らしている日本人家庭では、飲料水としてペットボトルや宅配水を日常的に利用している方も多いでしょう。
スーパーやコンビニには多くのブランドが並んでいますが、赤ちゃんに使用する水を選ぶ場合には、価格やブランドだけではなく、**「この水の硬度はどのくらいだろう?」**とラベルを見ることをおすすめします。
日本では軟水に慣れているため、海外でも同じ感覚で選びがちですが、水の硬度やミネラルバランスは商品によって異なります。
赤ちゃんがいる家庭では、普段から使用する水について、
- どこで作られているのか
- 硬度はいくつなのか
- どのように製造・管理されているのか
といった情報まで確認しておくと、水選びの判断材料になります。
ONSENSUI99は硬度1.7mg/Lの超軟水
鹿児島県垂水市から採水される天然アルカリ温泉水「ONSENSUI99(温泉水99)」は、硬度1.7mg/Lの超軟水です。
地下約750mから湧き出す温泉水を使用し、自然由来のpH9.5~9.9という特徴を持っています。
硬度が非常に低く、口当たりがやわらかく、常温でも飲みやすいのが特徴です。
ただし、赤ちゃんのために水を選ぶ際には、「超軟水だから赤ちゃんに安全」と単純に判断するのではなく、月齢や用途、使用する粉ミルクの調乳方法なども含めて考えることが大切です。
粉ミルクの調乳に使用する場合は、ONSENSUI99を含め、使用する水にかかわらず、粉ミルクメーカーの表示や公的な調乳ガイドラインに従ってください。
よくある質問
Q. 赤ちゃんにミネラルウォーターを使ってもいいですか?
ミネラルウォーターには軟水から硬水までさまざまな種類があります。使用する場合には、硬度や成分、安全性などを確認することが大切です。粉ミルクの調乳に市販のミネラルウォーターを使用する場合、日本乳業協会では軟水を選ぶよう案内しています。
Q. 硬水は赤ちゃんのミルクづくりに向いていますか?
市販のミネラルウォーターを調乳に使用する場合には、硬度の高い水を避け、軟水を選ぶことが推奨されています。
Q. 軟水なら常温のまま粉ミルクを作れますか?
「軟水であること」と「調乳に必要な温度」は別の問題です。厚生労働省のガイドラインでは、粉ミルクの調乳には70℃以上のお湯を使用することが示されています。使用する粉ミルクの表示・メーカーの指示も必ず確認してください。
Q. ONSENSUI99の硬度はどのくらいですか?
ONSENSUI99の硬度は1.7mg/Lです。一般的な軟水の中でも非常に硬度が低い「超軟水」です。
Q. 赤ちゃんはいつから水を飲めますか?
赤ちゃんに水を与える時期や量は、月齢や授乳・離乳食の状況などによって異なります。
詳しくは、赤ちゃんはいつから水を飲める?安心して始めるタイミングと選び方をご覧ください。
まとめ|赤ちゃんの水は「硬度+安全な使い方」で考えよう
赤ちゃんのための水を選ぶとき、「ミネラルウォーターなら何でも同じ」というわけではありません。
特にタイなど海外で生活している場合には、日本よりもさまざまな硬度・成分の水が販売されています。
水を選ぶ際には、
- 硬度を確認する
- ミネラル成分を確認する
- 飲料水として適切に製造・管理されている商品を選ぶ
- 粉ミルクの場合は正しい調乳方法を守る
といった点を確認してみましょう。
ONSENSUI99は、鹿児島県垂水市で採水される硬度1.7mg/Lの超軟水です。
毎日飲む水だからこそ、「どんな水なのか」を知ったうえで、自分や家族に合った水を選ぶことが大切です。
※本記事は一般的な水選びや調乳に関する情報を提供するもので、個別の医療上のアドバイスを目的としたものではありません。赤ちゃんの月齢・体調・授乳について心配がある場合は、医師・助産師等の専門家にご相談ください。
関連記事
赤ちゃんのミルクに使う水は何が良い?軟水・硬水の違いと選び方

